原 神 失 われ た 岩神 の 眼。 法華経を実践する人を迫害するする人は、頭が7つに割れる、と法...

佞人とて世法仏法にきたなきことに申也。

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それらを映しだす鏡と言ったらいいだろうか。

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希望の彼岸は近づいた。 この荒神は、また、弁財天に鎮められる粗暴な八面八臂の悪神であったり(『元亨釈書』如意尼伝)、金剛薩埵と持物を等しくし、歓喜天の障礙の姿を現じる存在として金剛薩埵との関係が指摘されてもいる(『瑜伽経』注釈書)。 それに、此度の變があつてから、衆天使の五體は斬られても切れず、燒かれても燒けない、 不死の靈質から成つてゐることが分つたではないか。

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旬日の後眼帯をはづせば己に視力なし 払へども払へども去らぬ眼のくもり物言ひさして声を呑みたり くもる眼をみはりつ瞑ぢつ 真心 ( ひたごころ )やうやくにして 黙居 ( もだゐ )に堪えず いつをかはこの眼の明りの還るべく思ひたのみて 因被 ( しとねかづ )きぬ 眼帯にやがてぬるむあぶら薬かくてぞ我の 盲 ( し )ひはてぬらむ 昼も夜も疼きつくしてうつそ身のまなこ二つは盲ひ果てにけり 眼も鼻も 潰 ( つい )え 失 ( う )せたる身の果てにしみるきて鳴くはなにの虫ぞも また 我のみや癩に 盲 ( し )ふるにあらねどもみはる眼にうつるものなし 幾人の友すでに盲ひいまは我おなじ 運命 ( さだめ )を堪へゆかむとす 惧れこそひさしかりしか 盲 ( めし )ひての今朝はしづけき囀りを聴く ひとりなる思ひに耽る眼のあらば妻への便はものさむ 夜 ( よべ )を おもかげ 鳶の輪 下村甲海南先生を迎えて 首あげて盲の我のうちまもるおん顔と思ふ声のあたりを しまらくも都の 風 ( ふ )りは忘れませ鳶鳴く島に昼のながきを 消息 時々の遷りかはりを細々と報せくる母が便り。 夜夜幽声到暁鶏。 神と崇めて国豊かであったという。

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そうして甘酸ゆい燐光の息するたびに、あをあをと眼めに沁(し)みる螢籠に美くしい仮寝(かりね)の夢を時たまに閃めかしながら水のまにまに夜をこめて流れ下るのを習慣とするのである。 送帰山僧 同 古今 わびしらにましらななきそあしびきの やまのかひあるけふにやはあらぬ 凡河内躬恒 管絃 ( くわんぐゑん ) 附舞妓 いつせいのほうくわんはあきしんれいのくもをおどろかし、 すうはくのげいしやうはあかつきこうざんのつきをおくる、 一声 ( いつせい )の 鳳管 ( ほうくわん )は 秋 ( あき ) 秦嶺 ( しんれい )の 雲 ( くも )を 驚 ( おどろ )かし、 数拍 ( すうはく )の 霓裳 ( げいしやう )は 暁 ( あかつき ) 緱山 ( こうざん )の 月 ( つき )を 送 ( おく )る、 一声鳳管。

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奔箭易迷。

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同題 菅原文時 たれかいふはるのいろひがしよりいたるとは、 つゆあたたかにしてなんしはなはじめてひらく、 誰 ( たれ )か 言 ( い )ふ 春 ( はる )の 色 ( いろ ) 東 ( ひがし )より 到 ( いた )るとは、 露 ( つゆ ) 暖 ( あたた )かにして 南枝 ( なんし ) 花 ( はな ) 始 ( はじ )めて 開 ( ひら )く、 誰言春色従東到。 げに、幻想のしたたりの 恐れと、おののきと、啜泣き、 匿(かく)しきれざる性のはずみを弾ねかえせ、 美くしきわが夢の、笛の喇叭の春の曲。

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青蛾正画。 城は天霧城の咽喉をやくし,天嶮を利用した要城であって,その廓は明らかに現 存している。

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門前に、彳んでゐた看護婦らのむれから婦長は自分を認めると手で制しながらかけて來て、自分の腕をとり、 『大丈夫で御座います。

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