しかし、拘束や薬物療法そのものが、誘発因子となってしまう可能性もあります。
7夜間せん妄の注意点 前項でお伝えしたようにせん妄でパニックが起きているときに声をかけ見守っていたら症状が軽くなったからもう安心、と家族だけで消化をしないようにしてください。
こちら側が穏やかに声をかけて、今おきているパニックでの不安感を取り除いてあげる事が大切です。
他にも3つの原因要素があります。
ほかに、理由なくイライラしたり、落ち着きがなくなったり、突然大声を上げたりすることもあります。 そのため、カレンダーや時計、ご家族の写真などを見えるところに置きましょう。
7身体的な苦痛がある場合は取り除くようにし、身体的要因を最小限にしてせん妄を予防していきます。
系の睡眠薬や抗不安薬は増悪の恐れがあるので使用を控える。
抗ヒスタミン薬(ファモチジンのようなH 2ブロッカー) せん妄の症状や種類 は、症状が1日のなかで変動する点が特徴です。
初期には、不安げでイライラする、不機嫌で押し黙る、憂うつ、はしゃぐ、落ち着かない、ぼんやりしていて何もしない、つじつまの合わない会話、音や光に過敏、考えがまとまらない、、悪夢、何かいつもと違う感じ、一過性の錯覚や幻覚などがみられることが多い。
8せん妄の原因は、大きく次の3つに分類されます。
せん妄への対策は精神科医、神経内科医、専門看護師などによるチーム医療で行うべきであり、病院内にせん妄対策チームの設置が望まれる。
専門医の考えによって治療のために処方される薬は違いますが、すぐに睡眠薬を使うのではなく医療機関で処方された薬を用いることが治療には大切になります。
せん妄はどうして起きる? 高齢者が夜に家の中を理由も無くうろうろ歩き回ったり、ブツブツと独り言を呟いたりしていたら、それは「夜間せん妄」の可能性があります。
7また、せん妄の合併症として、転倒・転落による骨折、拘束や鎮静薬の合併症(転倒、など)のリスクがあり、医療、看護面での負担が大きいなどの理由により、せん妄対策は医療、看護上の重要な改題である。
体に重い疾患が無ければ、夜に熟睡できるよう、昼間に散歩などで適度な刺激を与えるのもよいようです。
以上の3つの特徴がありますが、夜間せん妄とは「日中は平気なのに夜間に酷くなる」状態が多く見られると思っていただけたらと思います。
短期間のうちに現れる軽度から中等度の意識障害に、特徴的な幻覚、錯覚、不安、興奮、失見当識などを伴う。
3介護をする際には冷静な対応が重要です。
また、これまで認知症の症状がなく、急にせん妄の状態になった場合には薬の影響が考えられますので、服用している薬を見直してください。
そしてカウンセリングとして、最近心理的なストレスを感じていないか近親者などに尋ねていきます。
なお、せん妄が起きるということは、脳機能の低下が始まっていることが考えられますので、状態が落ち着いてから、認知症の検査を受けることを検討してください。
一方でせん妄は、一時的かつ元に戻るもので、せん妄に対する治療や原疾患が治ることで認知機能が回復します。
ただし、興奮して暴力を振るうようなときは言葉で制止したり、原因を問いただしたりするのは危険です。
また、怪我をしないように部屋を片付けるとご紹介いたしましたが、せん妄をおこしている高齢者は環境の変化に弱いので、いきなり本人の生活空間を大幅に変更したりするとせん妄が悪化してしまう場合があります。
通常、1週間ほど症状が続いた後に落ち着きます。
13認知症に近いような、意識の障害が起きますから、そこから関連してこの病気を疑うことができるのです。
せん妄の標準的な診断方法である()は、数分で採点できる簡易診断法である。
さらに高齢という、環境に適応することが難しくなっている患者さんにとって、入院という生活の変化はそれだけで大きな要因です。